Arch Linux のインストール メモ ≪あひるB式・・3/3≫

※以下の説明文は、【Uch's http://ns.uchb.net/linux/install1.html】から転載・引用させていただいています。(ただし、一部あひるが書き替え/追加しているところもあります)

デスクトップ環境を整える

一般ユーザーとしてログオンした状態から始める。

【1】 デスクトップを日本語にする

GNOMEコントロールセンターでは「地域と言語」(ロケール)を設定するGUI画面がありますが、Cinnamonコントロールセンターをインストール しただけではその設定画面がありません。そこでターミナルから設定します。ロケールを設定する場所は2箇所あります。

1) システムのロケール設定

1つはシステム全体のロケール設定で"/etc/locale.conf"に記述する。先の≪Arch Linux のインストール手順【11】≫で、すでに「米語」に設定されている。

$ less /etc/locale.conf と打ち込むと
LANG=en_US.UTF-8
/etc/locale.conf (END)
と表示される。このままにしておく。


2) ユーザーのロケール設定

これはログオン(ログイン)しているユーザーのデスクトップのみに影響を与える設定です。ユーザーがahiruの場合はディレクトリ"/home/ahiru"の直下に、様々なドットファイルと呼ばれる"."で始まるファイルがあります。これはそのユーザーだけに有効な各種設定ファイルです。

ロケール設定はLightDmやGDMを使っているときは".xprofile"に記述します。

$ nano .xprofile
export LANG=ja_JP.UTF-8
と入力し、保存する。


【2】 フォントを設定する

# pacman -S gsfonts otf-ipafont ttf-dejavu

Gsfonts . . .PDFリーダーなどに必要な印刷用フォント。数式などを表示するときも使う。
IPAフォント . . . IPAが提供している高品質の日本語用フォント
Dejavu . . . Unicode文字のほとんどをカバーする汎用のフォント

★pacman でインストールしたフォントは"/usr/share/fonts"ディレクトリ内のフォントの種類ごとのフォルダに格納される。

さら に画面表示が美しいと定評があるVL-Gothicと日本語フォントとして信頼できるIPAのもうひとつのフォントIPAexfontもインストールして おきましょう。これはArchLinuxの公式リポジトリにないので、ダウンロードして、システム全体ではなく、ユーザーが自分だけで使う設定にしておき ます。
 まずVLゴシックフォントファミリからVLGothic-20140503.tar.xz(sourceforge.jp)をダウンロード、IPAexフォントダウンロードページか らIPAexfont00201.zip(9.31MB)をダウンロードします。(ファイル名はいずれも2014年7月27日現在のもの)ファイルマネー ジャnemoで「ダウンロードディレクトリ」を開き、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。するとアーカイバが起動しますので「展開」ボタン をクリックします。
 それぞれを展開したディレクトリから、".ttf"とついたファイルをすべてホームの".fonts"ディレクトリに移動またはコピーします。それでVLゴシックとIPAexfont(ゴシックと明朝)が使えるようになります。


【3】 AURとYaourtの導入

# nano -w /etc/pacman.conf

以下のRepositoryを末尾に追記
[archlinuxfr]
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch

オフィシャルなリポジトリにまだ掲載されていないが人気のあるソフトのパッケージがAUR(Arch User Repositoy)にあります。この詳細はArch User Repository (日本語)を参照してもらうことにして、それらのパッケージを手軽にインストールできるようにしたツールYaourt(日本語)があります。これを使うにはまずリポジトリを追加します --- pacman.confファイルの最後に上記Yaourt(日本語)サイトからリポジトリをコピーしてはりつけます。

# pacman -Syu
# pacman -S yaourt

ミラーリストの更新をして(pacman -Sy)、次にパッケージyaourtをインストールします。


【4】 日本語変換用のIMEをインストールする

1) 日本語入力方式とそのフレームワーク
つぎに日本語変換を行うための入力方式とそれとアプリケーションの橋渡しをするための入力フレームワークをインストールします。入力方式の代表的なも のにAnthyがありますが、変換機能や辞書がより充実していると思われるMozcを採用すること にします。
 また入力フレームワークとしてはiBusが代表的なものですが、最新のiBusはとても使いにくくなりました。そこでFcitxというフレームワークを使うことにします。

2) FcitxとMozcのインストール
ターミナルでスーパーユーザーになり次のようにいくつかのパッケージをインストールします。

# pacman -S fcitx-im fcitx-mozc fcitx-configtool zinnia

fcitx-imでは4つのパッケージfcitx, fcitx-gtk2, fcitx-gtk3, fcitx-qt4をまとめてインストールします。fcitx-mozcは日本語入力方式MozcのFcitx用のモジュールです。fcitx- configtoolはFcitxを設定するためのツールです。
 またzinniaは手書き文字を認識するためのものですが、手書き文字を入力するにはさらにいくつかのパッケージが必要になります。これらはyaourtを使って
tegaki-models-zinnia-japanese, tegaki-pygtk, tegaki-python, tegaki-tools
などもインストールする必要があります。

3) Fcitxの設定
ログオン時にFcitxを有効にするには".xprofile"に次のように追加記述します。

$ nano .xprofile
(下記を追記・保存する)
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"


 再ログオンするとこれが有効になり、パネルの右の方にキーボードが表示されます。それを右クリックして「現在の入力メソッドの設定」を選ぶと細々とした設定が可能です。(詳細はこの方式の日本語版を用意してくれたあわしろいくや氏の解説を参照)


【5】 プリンタを設定する
  
1) CUPSサーバ、ドライバ等のインストール

# pacman -S cups cups-filters gutenprint

 Cinnamonデスクトップの設定にはプリンタの設定がありません。言語の設定がなかったり、プリンタの設定がなかったりで手抜きではないかと思われる かもしれませんが、それはCinnamonの責任ではなくArchLinuxの仕様です。システムを動かすために必須のものを除けば、基本的には自分でイ ンストール、設定していないものは入っていない、ということです。
 そういうわけでプリンタを動かすためにCUPS(Common Unix Printing System)をインストールし、プリンタの設定を行います。ターミナルでスーパーユーザーになり、パッケージcups、cups-filters、 gutenprintをインストールします。

  最新のCupsはプリントするデータをPDF形式に変換して印刷ページを構成します。(以前はPostScriptという言語で記述した。)Cups- filtersはページ構成要素(イメージ、テキスト、PDF etc)を印刷ページのPDFのために再構成するものです。Gutenprintは各社の プリンタの高品質ドライバの集合体です。膨大な数のドライバが登録されていますので、まずここから探すのが効率的です。
 
2) サーバーの起動とプリンタの追加

# systemctl start cupsd

コンピュータの立ち上げ時にプリンタサーバーを起動するため、テストが終了したあと上記を実行し、自動起動ファイルへのリンクを作成しておきます。

 さてCUPSが起動したら、ブラウザを立ち上げ、URIを"http://localhost:631"と入力します。これでCUPSの設定画面になります。

 USBプリンタの場合は、プリンタを接続して電源を入れておきます。「プリンターとクラスの追加」→「プリンターの追加」と進むと「ローカルプリンタ」の 欄に接続したプリンタの名前が検出されていますので、それを選択して、あとは画面の問に答えていくだけで設定が終了します。
 
 設定が終わったらテストページを印刷してみます。
 
【前へ】

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